ユニオンパシフィック | Union Pacific | ||
Amigo社 | Alan R. Moon作 | ||
プレー人数 | 対象年齢 | プレー時間 | |
2〜6人 | 12歳以上 | 90分 | |
ワンポイントセールス: 株ゲームの大御所です。条件が違う会社の株をいかに買うか。 どの会社の夫株主を狙うか、決算のタイミングは。戦略性が強いゲームです。 |
今年のゲーム大賞にノミネートされました。
このゲームは、株ゲームの名作「エアーラインズ」のリメイクです。リメイクと言っても完全な複製ではなく、いくつかの改良点もあります。
アメリカ全土の鉄道網を敷設して、鉄道会社を大きくして株で儲けるゲームです。
手番には、線路カードを出して、該当する場所にどれかの会社の列車ゴマを置きます。列車ゴマが置かれた部分には、その会社の鉄道権ができたということで、その分会社が大きくなります。大きくなると、決算時に大きな配当が得られます。
列車ゴマを置くと、いずれかの会社の株が受け取れます。しかし、受け取っただけでは何の価値もありません。
手番に、列車ゴマを置く代わりに、手に持っている株を自分の前に表にして置くことができます。こうして置かれた株だけが評価の対象になります。決算時には、それぞれの会社に付いて一番多くの株を出している人(大株主)と2番目の人だけが配当を受け取ることができます。この場合、いくらたくさん株をもっていても、前に出していないと評価の対象にならないのです。しかし、手番これをすると列車ゴマを置くことも、新たな株を受け取ることもできません。
また、決算は突然やってきます。いつやってくるか分からない決算に備えて、できるだけ株は出しておきたいのですが、そればかりしていては、新たな株も手に入らないし、自分が大株主になっても、その会社を大きくする(列車ゴマをたくさん置く)こともできません。このジレンマがたまりません。
エアーラインズでもここまではほぼ同じルールでしたが、ユニオンパシフィックになって、持ち株会社的なUnion
Pacificという会社の株も手に入れることができるようになりました。この会社は鉄道網を持ちませんので、自分で大きくすることはできませんが、ゲームが進むにつれて株価が上がります。価値の低いゲームの初期段階で、この株を集めて、高くなるまで我慢する手もあります。