アーク Arche opti Mix
Doris & Frank社 Frank Nestel作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
3〜5人 8歳以上 45分
ワンポイントセールス:
さすがにDoris Matthausのい動物イラストはすばらしい。

 大洪水を前にして、ノアは少しでも多くの動物を助けようと、箱舟に積み込みます。しかし、むやみに船倉に入れることはできません。助けたつもりの動物が食べられたり、暑さや寒さで参ってしまっても困るのです。
 プレーヤーは、手番に箱舟にカードをプレイするか、カードを補充するかします。箱舟にはいくつかの船倉があり、そこに動物を入れる(カードをプレイする)わけですが、それにはいくつかの制限があります。
 まず、箱舟の左右のバランスを考える必要があります。片側ばかりに重い動物を入れるとひっくり返ってしまいます。カードをプレイするたびにカードに描かれた重さ分マーカーを移動させます。船の左右の重さの差は最大2までです。それ以上になるようにはプレイできません。
 暑いところにすむ動物と寒いところにすむ動物を同じ船倉に入れることはできません。その船倉の温度管理ができないのです。
 草食動物と、食物(穀物)を一緒の船倉に入れることはできません。全部食べられたら、他の動物の餌に困ります。
 肉食動物は、自分と同じまたはより小さい動物と一緒の船倉には入れません。相手を食べてしまうからです。
 そのほかいつくかの制限がありますが、カードをプレイしたら、プレイしたカードが所属するグループの得点カードの上に自分のマーカーを置きます。ゲーム終了時、それぞれのグループの得点カードの上にあるマーカーが一番多い人に高得点が入ります。
 ゲームの途中で、自分のペットを指定できます。これは手札を伏せて置いておくのです。そして、最後にそのカードが属するグループの得点カードの上にマーカーを置きます。
 そのほか、特殊能力を持つ動物もいます。ハリネズミのように大きな肉食動物からも食べられないとか、スカンクのようにすでに船倉に入っている動物を追い出してしまうなどです。
 カードの特徴をうまく使って、効率よく得点する方法を考えます。
 動物カードは1枚ずつすべて違います。イラストレーターDoris Matthaus(作者Frank Nestelの夫人)はゲーム業界ではけっこう有名人です。いろいろのゲームのボックスアートを手がけています。このカードを見ているだけでも楽しめます。いくら、旧約聖書の時代とはいえ、プロントサウルスはやりすぎだと思いますが。


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