マレノストルム | Mare Nostrum | ||
Euro Games社 | Serge Laget作 | ||
プレイ人数 | 対象年齢 | プレイ時間 | |
3〜5人 | 12歳以上 | 2-3時間 | |
ワンポイントセールス: 地中海を舞台に、歴史的英雄たちが覇権を争う |
各プレーヤーは、地中海を中心とした古代文明のリーダーです。そして、それぞれの文明には歴史的なヒーローがいます。バビロンにはハムラビ、カルタゴにはハンニバル、エジプトにはクレオパトラ、ローマにはシーザー、ギリシャにはヘラクレスです。土地の特質と、各ヒーローの特殊能力を使って、文明の覇者となることを目指します。
各プレーヤーは、いずれかの文明を選びその文明のヒーローカードを持ってゲームをスタートします。各文明はすでにいくつかの都市と産物が算出される土地を持っています。ラウンドの最初には、各文明がもっている都市の数に対応した税金カードと、算出される産物カードをストックから取ります。ここで産物カードを一番多く持っているプレーヤーが、カードの交換枚数を指定します。指定された数のカードを持たないプレーヤーは交換に参加できませんが、持っているプレーヤーは必ず参加しなければなりません。各プレーヤーは、指定された数を、税金カードまたは産物カードで合わせて、伏せて出します。そろったところで表にします。枚数を指定したプレーヤーからはじめます。このプレーヤーは交換に出されたほかのプレーヤーのカードから1枚選んで取ります。取られたプレーヤーがまた同じように選んで取ります。こうして、すべてのカードの交換が行われます。
この後交換したカードを使って建設を行います。カードを3枚出すとエリアの支配ができたり、都市や産物を算出する場所を得ることもできます。また軍団やせんだん、要塞などを建設することができます。また6枚のカードを出すと、都市や産物の収入を倍にすることができます。9枚出せば新たなヒーローカードや七不思議カードを得ることができます。これらのカードにはそれぞれ特殊能力があり、ゲームをより有利に進めることができます。もし12枚出せればそれでゲームに勝てます。ただし、出せるカードはすべて税金カードか、産物カードならばすべて違う産物カードでなければなりません。またこれらのカードは次のラウンドに持ち越せるのは最大でも税金カード1枚だけです。エリアを拡大して都市や産物ポイントを抑えて、カードをたくさん得、それをうまく交換して勝利につながるカードの組み合わせを作らなければならないのです。
なお、このフェイズの手番順を決めるのは、都市をたくさん押さえているプレーヤーが決めます。エリアを押さえるのは早い手番のほうが有利ですが、軍団や軍船の配置は、相手の出方を見たほうが有利かもしれません。
最後は軍事フェイズです。軍船や軍団を移動させて、他のプレーヤーのエリアを奪います。軍団が同じエリアで激突すると、両プレーヤーは自分の軍団の数のサイコロを振ります。そして、ダイス目の合計が5ごとに相手の軍団ひとつを取り除きます。要塞はサイコロを振る必要はなく、常に6が出たのと同じ効果があります。
各文明のヒーローの特殊能力は次のようなものです。シーザーは軍団と要塞を建設するために通常カードが3枚必要なところ2枚で建設できます。ハンニバルは軍団の戦いにおいて、ダイス目ひとつ分有利です。ハンニバルは、毎ラウンドエリアマーカーひとつを無償で配置できます。ヘラクレスは軍船の建設がカード2枚で行えます。また海上戦闘のときダイス目がひとつ有利になります。クレオパトラは産物カード1枚と税金カード1枚が交換できます。
税金カードを12枚そろえるか、12種の産物カードをすべて集めたら勝ちです。また、カード9枚で交換できる英雄カードまたは七不思議カードをあと3枚(ゲームの開始時にヒーローカードは1枚持っている)集めても勝ちです。
それぞれの文明にあった戦い方をすることがポイントです。軍隊が強い文明もあれば、産物が多く取れる文明、税金がたくさん入る文明もあります。