皇帝の影 Im Schatten des Kaisers
Hansi m Gluck社 Michail Antonow作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
2〜4人 12歳以上 90分
ワンポイントセールス:
皇帝の座は、陰謀と裏切りで得られるもの。

 皇帝は、選帝候国の国王の投票により決められます。選帝候国の国王は、その国の貴族により決められます。プレーヤーは各国に貴族を送り込み、勢力を拡大して、まず国王を目指します。途中で反乱が起こった場合には、すべてのプレーヤーは自分の持つ国王の選挙権を使い、皇帝または反乱軍かに投票して、皇帝を決めます。
 ゲーム開始時には、各プレーヤーは、皇帝または選帝候国の国王一人を送り込みます。そのほかに貴族や騎士を選帝候国に送り込みます。貴族には年齢のほか、独身や夫婦の違いがあります。ラウンドが進むに連れて、貴族は歳を取ります。老いて消えてゆく貴族もたくさんいます。国王を決めるときに独身の貴族は1票の力しかありませんが、夫婦の貴族は2票の力があります。
 プレーヤーは、資金を使って、新たな貴族を送り込んだり、移動させたり、独身者を結婚させたりして、多くの選帝候国で、国王の座が確保されることを目指します。また、自分の貴族の老化を遅めたり、ほかのプレーヤーの老化を早めたりすることもできます。これらのプレイは、コストを支払って、カードを獲得して行います。
 カードには青いカードとピンクのカードがあります。青いカードをより多くプレイしている場合には、次のラウンドで男子が生まれ、貴族としていずれかの国に送り込むことができます。ピンクが多い場合には、女子が生まれます。この場合、ほかのプレーヤーの独身貴族一つを指定して、縁談を持ちかけます。うまくまとまれば、勝利点が入りますし、相手の貴族は夫婦となり、2票の力を持つようになります。縁談がまとまらない場合は、修道院に入ります。プレーヤーに資金が入るだけです。
 プレイ中に、反乱のカードを取ることもできます。この場合、以降のフェイズで現皇帝と反乱者の間で皇帝選挙が行われます。各プレーヤーは、自分がどちらに付くかカードで示しいっせいに公開します。それぞれのプレーヤーの持つ選帝候国の国王の票を合わせてどちらが勝ったか判定します。当事者以外で勝ったほうに投票したプレーヤーは勝利点を得ます。また、各ラウンででは選帝候国の国王を判定するフェイズがあります。ここで新たに国王になった場合には勝利点が得られます。
 そのほか、いくつかの方法で、勝利点を獲得し、5ランド終了時に一番多くの勝利点を持つプレーヤーの勝ちです。
 スタート順以外に運の要素はありません。じっくり勢力を獲得し、人徳で皇帝を目指してください。皇帝になったからといって、勝てる保障はありませんが。


トップページへ