バリ Bali
Kosmos社 Uwe Rosenberg作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
3〜4人 12歳以上 60分
ワンポイントセールス:
手札がどんどん変わる。

 テーブルの中央には、4つのゲームボードがあります。そのそれぞれには、各プレーヤーの手札になるカードが配られています。つまり、ゲームが実際に行われるボードが変わるたびに、今までゲームをしていたボードに手札を戻し、移動先のボードにある自分の手札を取ります。
 ゲームの各ラウンドは、親になるプレーヤーが任意のカードを選んでプレイすることではじまります。その他のプレーヤーは同じカードだけをプレイできます。
 カードは6種類だけです。赤いカードは戦士のカードです。親がこのカードを出したとき、他のプレーヤーは同じ赤のカードを1枚プレイしなければなりません。できなかったりしたくなかったりしたら、手札を失い一旦ゲームから抜けなければなりません。逆に2枚プレイしたら、親は強制的に終了になります。親は、誰かに強制的に終わりにさせられるか、自分から終わりにするか、得点を得たときに終わりになり、左隣の人に移ります。
 オレンジのカードはプレイすることによって、手札と他のゲームボードの自分の札と交換できます。緑のカードをプレイすれば、手札と補充用の山のカードとを交換できます。これらのカードは親に続いて同じカードをプレイすることによって、同じことができます。プレイしなくても何も起こりません。しかし、2枚プレイすれば親を強制的に交代させることができます。
 黄色のカードは聖職者で、青いカードは領主です。これらのカードはゲームのポイントを与えてくれます。黄色いカードを1枚プレイした後、親が何枚かの黄色いカードを表にして出します。そのあと順に各プレーヤーはより多い数の黄色いカードを持っていれば、表にして出すことができます。一巡して一番多くの黄色いカードを表にできたプレーヤーが、そのゲームボードの黄色いチップを獲得でき、自分の場所に配置します。青いカードも同様に、青いチップを奪い合います。
 船が描かれたダランカードには、2箇所のゲームボードがかかれており、このカードをプレイすることによって、書かれているどちらかに、ゲームボードを変更することができます。親がこのカードをプレイして、移動させようとしたとき、同じカードをプレイすることによって、これを阻止することもできます。
 もし、移動して移動先のゲームボードで親が青か黄色のチップを所有していたら、得点配分が行われます。このとき、親が一方のチップだけを盛っていたら、もう一方のチップを持っているプレーヤーにも得点が入ります。
 各ボードに配置された札をうまく利用して、得点チャンスをうかがいます。
 ルールが少しややこしそうですが、やってみるとそれほどでもありません。しかし、戦略性はかなりあると思います。