白蓮 | Der Weisse Lotus | ||
TM Spoele社 | Martin Wallace作 | ||
プレー人数 | 対象年齢 | プレー時間 | |
3〜6人 | 12歳以上 | 80分 | |
ワンポイントセールス: 中国が舞台の陣取りゲーム。交渉の余地もある。 |
中国を舞台にした陣取りゲームです。
ゲームは、数ラウンドにわたって行われます。ラウンドの初めに、そのラウンドで競い合う地域とその場所の内容が決まります。地域の内容には、宮殿・砦・寺院・村・水田の5種類があります。
ラウンドに競い合う地域が決まったら順に、取りたい地域に自分のマーカーを順に置きます。全員が3個以上のマーカーを置いたら誰の物になるか判定します。もちろん一人しかマーカーが置いていない地域はその人の物になります。3人以上マーカーを置いている地域では、カードプレーによる戦いがあります。この戦いは、自分が一番になってその地域を確保するのではありません。該当地域にマーカーを置いているプレーヤーは、自分以外の色のドラゴンカード共に影響力カードを何枚か出します。このドラゴンカードの色は、その色のプレーヤーに戦いから抜けて欲しいという意味です。自分の色のドラゴンカードと共に一番多くの影響力カードを出されたプレーヤーが、その戦いから抜けます。二人になったら、より多くの影響力カードを出したプレーヤーがその地域を確保します。
このゲームでは、皇帝の役割をするプレーヤーが、重要な意味を持ちます。一番多くの宮殿を持っているプレーヤーが皇帝になります。皇帝は、多くの地域でプレーヤー間に、地域確保のための戦いが起こる場合、どの地域から解決するか決めることができます。また、同点などで勝ち負けが決められない場合、皇帝が決めることができます。また、ラウンドのある時点で皇帝でいれば、それだけで勝ち点1が得られます。
しかし、良いことばかりではありません。それ以外のプレーヤーにより反乱を起こされる可能性があります。誰かが反乱軍〈白蓮〉のリーダーに名乗りをあげると、反乱が起こります。全てのプレーヤーは皇帝側か、反乱軍側かのどちらかにつかなければなりません。自分の意思を示すドラゴンカードと一緒に戦闘カードを出します。もちろん、皇帝自身や反乱軍のリーダーも戦闘カードを出して戦います。勝った方についたプレーヤーは、負けた方についてしまったプレーヤーの領土を貰えることもあります。皇帝を続けていると次々に反乱を起こされて、反乱軍の勝利が続くと、領土がどんどん減ることもあります。
通常ルールには明記されていませんが、ゲーム中に交渉を持ちこむと、協力と裏切りの刺激的なゲームになります。