コボルト
Kobold / Queen / Marco ruskowski & Marcel Suesselbeck作
プレイ人数:2~4人
対象年齢:6歳以上
プレイ時間:20分

 子供部屋にはいろいろなものが散らかっています。時々ものがなくなります。それは、かたずけないからではありません。いたずら好きのコボルトが隠してしまうからです。
 夜、子供が起きて懐中電灯でコボルトを見つけようとします。
 ゲームボードの部屋は7つのエリアに分割されています。そのうち2つのエリアは懐中電灯の明かりがあるため、コボルトがいることはできません。
 プレーヤーはコボルトです。子供に見つからないように、いろんなものを取って隠します。部屋には、いろいろなものが描かれたチップが置かれています。手番になったらできることは2つのうち1つです。1つは、自分のコボルト(コマ)を1つどこかのエリアに置きます。もう1つは、既にゲームボードに置かれている自分のコボルトをすべて回収することです。このとき、それぞれのコボルトがいるエリアのチップをコボルト1個に付き1枚持ち帰ります。チップの一部は表向きに置かれています。残りは裏向きにおかれていて何が置かれているか分かりません。プレーヤーは任意のチップを持ち帰ることができます。そのあとで、サイコロを振ります。サイコロには、左右どちらかにいくつエリア分懐中電灯の光が回転するかが描かれています。それに従って、光の部分を回転させます。光が当たったエリアにいるコボルトは直ちに逃げなければなりません。何も手にすることなく手元に戻ってきます。
 たくさん自分のコボルトがいるタイミングで、コボルトの回収を行いたいのですが、それ以前に他のプレーヤーが回収すると、光が当たってしまったエリアにいるコボルトが何も手にすることなく戻ってきます。
 部屋に散らかっているチップは大きく分けて、おもちゃと宝石と懐中電灯で照らされたおもちゃとコボルト自身です。
 宝石は4種類あり、4種類集めると得点になります。もちろん早く集める方が高得点です。懐中電灯で照らされたおもちゃを誰かが獲得したら、その時点でそのおもちゃチップを最も多く持っているプレーヤーに、得点が与えられます。また、ゲーム終了時にもそれぞれのおもちゃチップを最も多く持っているプレーヤーに得点が与えられます。コボルトチップは1枚で1ポイントになります。
 どのタイミングでコボルトを回収するか、この種類のチップを集めるかなど、対象年齢6歳以上とは思えない判断がいろいろあるゲームです。


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