ベーカーストリート Bakerstreet
Ravensburger社 Marcel-Andre Casasola Merkle作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
二人用 10歳以上 30-45分
ワンポイントセールス:
先読みとブラフが必要なカードゲーム

 ベーカーストリートですので、二人のプレーヤーは「ホームズ」と「ワトソン」のカードをそれぞれ使います。そのほかにアルファベットが書かれた証拠カードを5つの山にして、テーブルの中央に丸くセットします。
 プレーヤーは自分のカードをよく混ぜて裏向けの山にして置き、そこから3枚とって手札とします。
 プレーヤーは自分の手番になったら、手札から1枚出し、表にして5つの証拠カードの山のいずれかの横に置きます。すでに、自分または相手のカードがそこにあったらそれに重ねて置きます。そして自分のカードの山から1枚補充します。ここでプレーヤーは、自分と相手の手札合計6枚に書かれた数字の合計を考えて宣言します。そして相手の手番になります。これを続けます。なお、合計数の宣言は、必ず前に宣言された数より大きくしなければなりません。
 手番になったとき、直前の相手の宣言数が大きすぎると感じたら、そう言って両プレーヤーは互いの手札すべてを見せ合い、そのカードに書かれた数字を合計します。もし、直前の宣言が実際の数を越えていたら、疑った人が、越えていなかったら、直前に宣言した人が、主導権を得ます。
 主導権を得たプレーヤーは、どれかひとつの証拠品の山を指定して、その横に置かれた「ホームズ」および「ワトソン」カードを順にめくり、カードに書かれた数字が大きいほうが、そこに証拠品カードをすべて取りその中から任意の一枚を抜き取って自分の前に置きます。残りの証拠品カードは元の位置に戻します。
 なお、「ホームズ」「ワトソン」カードには、数字以外に3種類のマークが描かれたものがあります。これらは、カードの数字集計を途中でやめさせるものや、自分の数字を倍にするもの、隣の山も集計するものです。
 これが終わったら、改めて両プレーヤーは山から3枚の手札を取り、ゲームを続けます。
 これを繰り返し、証拠カードをたくさん集めます。アルファベットが連続する7枚の証拠カードを先に集めたほうが勝ちです。
 カードは順番にプレイされますので、どの山を集計すればどちらが勝っているか分かります。したがって、手番の最後の数字の宣言で以下に主導権を得るかです。カードには0から5の数字が描かれていますので、6枚で最大30までです。自分のカードは分かっていますので、相手のカードをいかに評価するかです。相手の直前の宣言から推理するしかありません。また、数字の大きなカードをプレイすると、自分の手札の合計が下がってしまい、より大きな宣言が難しくなります。
 運とブラフがバランスよく混ざったゲームです。


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