デュエル | Duell | ||
Ravensburger社 | Reiner Knizia作 | ||
プレイ人数 | 対象年齢 | プレイ時間 | |
2人用 | 9歳以上 | 30分 | |
ワンポイントセールス: フェンシングでは、間合いの取り方と、飛び込む勇気が必要 |
フェンシングがテーマの、シンプルで面白い二人用ゲームです。
プレイ用のカードは、1から5までのカードが各5枚合計25枚だけです。これらのカードを両プレーヤーに5枚ずつ配ります。手番プレーヤーはカードをプレイして、手番の最後に手札が5枚になるように補充します。手番プレーヤーは通常1枚のカードをプレイします。この数字分自分のコマを前後に移動させます。ただし、スタート位置より後ろに下がることはできませんし、相手のコマを超えて進むこともできません。また、相手のコマとの距離と同じ数字のカードをプレイした場合には、これはコマの移動ではなく、攻撃となります。攻撃されたほうは、同じカードをプレイできれば防御できたことになりますが、このカードを持っていない場合には、負けとなり相手に1ポイント入ります。
カードプレイをして移動、または攻撃して防御されたら相手の手番になります。最後に手札を5枚になるように補充します。互いに、移動または攻撃を行い勝負を決します。
それぞれのカードは5枚ずつしかありませんので、どのカードを相手が持っていそうか、ある程度の範囲で分かってきます。つまり、相手が防御または攻撃しやすい間合い(距離)と、苦手な間合いがあるはずです。うまく見極めて、間合いを調整して攻撃に転じてください。相手との間合いが5以下になったら危険地帯であり、攻撃のチャンスですから。
なお、メインゲームのルールでは、攻撃の場合のみ同じカードを複数枚出すことができます。相手のコマまでの距離が3のときに3のカードを2枚出すことができます。このとき防御側は3のカードを2枚出すことによってのみ防御できたことになります。元々5枚しかないカードですので、この攻撃は非常に有利です。
どちらの攻撃も成功しないで、補充用のカードがなくなった場合にもゲーム終了です。よりスタートますから進んでいる(相手を押し込んでいる)プレーヤーの勝ちとなってポイントを得ます。5ポイント先に獲得したプレーヤーが勝者です。
イベントカードを加えたゲームも用意されています。イベントカードは裏向きの山にしておき、ゲームのたびに1枚表にします。そしてその効果がそのゲームに適用されます。このゲームに勝つと2ポイント与えられるもの、手札を10枚配られるが補充がないもの、手札を3枚で戦うもの、手札をすべて公開で戦うもの、コマを後退させられないものです。それぞれちょっと違った味わいが得られるでしょう。
以前Abacusspielから発売されていた「アンギャルド」のリメイクです。
シンプルな駆け引きゲームで、Kniziaの本領発揮といった感じのゲームです。相手の行動や残りカードから手札の内容を推理し、的確な攻撃を行います。ブラフも有効な手段かもしれません。