グラシアス Gracias
Ravensburger社 Richard Borg & Alan R. Moon作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
3〜6人 9歳以上 45分
ワンポイントセールス:
いやなカードを押し付けられても、「グラシアス」といいましょう。

 カードは6色カード108枚と、スタートプレーヤーマーカーが2枚だけです。6色のカードは色以外の違いはありません。
 ラウンドの最初には、まず各プレーヤーに表にしたカードを2枚ずつ配ります。そのほかに場にプレイ人数と同じ組数のカードを配置します。表にしたカード2枚と裏向きカード1枚が一組です。
 スタートプレーヤーが場に置かれたカード一組を選びます。まず、裏になっているカードを取り、内容を確認してから伏せたまま自分の前に置きます。そして表になっている2枚のカードのうち1枚は自分が取り、残り1枚は他のプレーヤーに渡します。受け取った表になっているカードはすべて色別にして置き、何枚置かれているか分かるようにずらしておきます。
 これを1順行って、場のカードがなくなったら、新たに場のカードを作り、スタートプレーヤーを時計回りに移動させて、ゲームを続けます。これを4回行います。つまり、すべてのプレーヤーが裏向きのカードを4枚ずつ持つことになります。そこで得点計算となります。裏になっているカードも表にして、カードの列に並べます。5枚以上並んでいるカードの列は、5枚ごとにまとめて、ひとつの裏向きの山にします。この山はひとつに付き1点です。残った、4枚以下のカードの列をそれぞれ比べます。各色につき最も多くカードを持っているプレーヤーは、そのカードを捨てます。残ったカードは1枚に付き1点となります。つまり、カードを多く持っていると高得点の可能性はありますが、5枚になると1点にしかなりません。また、5枚セットを除いたあと、人より多く持っていると得点になりません。つまり、4枚持っていたら必ず0点です。3枚でも他に4枚持っている人がいないと、0点です。すべてのプレーヤーは伏せたカードを持っているので、誰が一番多いのか、推理するしかありません。どのカードを自分が取るか、残ったカードを誰に渡すかで、カードを捨てずにすむ枚数になるよう調節します。
 これを3ラウンド行って、得点が最高の人が勝ちです。
 いらないカードを渡されても拒否できません。うれしい顔をして、「グラシアス」(スペイン語でありがとう)といってください。


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