インコグニト
Inkognito / Winnig Moves / Alex Randolph作
プレイ人数:3・4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:45分
ワンポイントセールス:推理と虚々実々のだましあい。

 プレーヤーはスパイです。そしてその実態は本人しか知りません。みんな変装の名人なのでその体型すらわからないのです。通常このゲームは4人でプレイします。まず、各プレーヤーにどのスパイになるか、どの体型になるか、どんな指令を持っているかというカードを配ります。4人のスパイのうち「フィルボトム卿とバブル大佐は常に味方です。またXとマダムザザもチームです。しかし、ゲームを序盤ではいったい誰が仲間かもわかりません。また、各プレーヤーは4種類の体型(のっぽ、デブ、やせ、ちび)のコマを持っています。このうち1個が実態で、他はダミーです。
 手番では、コマを移動させ他のプレーヤーのコマに接近します。そしてその相手に質問することができます。質問されたプレーヤーは、自分の正体や体型をあらわすカードを3枚相手に示します。ただし3枚のうち本当のことを伝えるのは1枚あれば十分です。つまり、残り2枚はうその情報でもよいのです。
 いろんなプレーヤーと遭遇し、うそがたっぷり混ざった情報を得ることにより、そのうち自分のパートナーが誰かわかってきます。パートナーがわかったら、情報交換のときに、自分の持っている指令カードを互いに教えます。本当の指令は、二人が持っている指令カードをあわせて、初めてわかるようになっているからです。
 最初に、最終指令を達成したチームが勝ちです。
 味方を装って、有利な情報を流したり、いろいろなかく乱戦術があります。メモを上手に取って、正確な推理が必要です。
 写真のゲームボード右上にある、マスクをつけた人の形をしたものが、コマの移動を決めるサイコロのような役目をするものです。ここで希望する色が出ないと苦しい展開になります。また、最終指令達成のため、コマの配置と移動は大切です。