ゴイルドブロイ Goldbrau
Zoch社 Franz-Benno Delonge作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
3・4人 10才以上 60分
ワンポイントセールス:
ビールを飲みながらゲームをしよう。専用コースター付き。

 ビアガーデンやビール工場に投資して設けるゲームです。ボード上には6軒のビアガーデンと4つのビール工場が描かれています。プレーヤーは儲かるところに投資したり、多く投資しているところを儲けさせるようにします。
 6軒のビアガーデンの前には、多くのいす席が描かれています。これらの席にはそれぞれのビアガーデンの縄張りがあります。はじめは店の前の席ひとつだけですが、それを増やすことにより利益も大きくなります。また、それぞれのビアガーデンには店長がおり、店長の裁量で仕入先のビール工場を変更することもできます。
 ラウンドの開始時には、出資カードが2枚表にされます。出資カードにはいずれかのビアガーデンまたは工場のマークがかれています。そのほかにウエイトレスと酔っ払いが描かれたカードもあります。
 そのあとで、すべてのプレーヤはそのラウンドで行いたいアクションのカードを選んで伏せて出し、いっせいに表にします。行えるアクションは3種類です。

  1. ビアガーデンの拡張:自分が店長になっているビアガーデンのいす席を増やすことができます。隣接するビアガーデンも店長をしていたら、いずれか一方に別のビアガーデンのいす席を譲り渡すこともできます。なお、このアクションを1人だけで選択していた場合には、このアクションを2つ行えます。
  2. 店長の任命または工場との契約:ひとつでも出資してるビアガーデンまたはビール工場に店長を送り込むことができます。ただし、それまで店長だった人が、過半数以上の出資をしていた場合には、これを拒否することができます。すでに自分が店長になっているビアガーデンとビール工場の仕入れ契約を結ぶことができます。これもこのアクションを1人だけで選択しているばあには、2度いずれかのアクションが行えます。
  3. 出資カードを選ぶといずれかのビアガーデンまたは工場に出資できます。このアクションは各ラウンドで一人しか行えません。また、表にされた2枚の出資カードにいずれか一方に出資できます。ただし、価格はこのプレイを選んでいる人数によります。1人しかこのアクションを選んでいない場合には、1ターラーですが、2人選んでいたら5ターラー、3人以上選んでいたら8ターラーになります。スタートプレーヤーから始めて、買うかどうか判断します。このほかに酔っ払いとウエイトレスのカードも出てきます。これも出資カードと同様に買うことができます。このカードを買うとそれらに対応するチップを移動させることができます。

 7ラウンド行ったら、ちょうど一週間です。これで決算になります。まずビアガーデンの収入がそのいす席の量により決まります。なお、ウエイトレスのいるビアガーデンは収入が増えますが、酔っ払いがいる店は収入が減ります。ビアガーデンの収入の半分は仕入れの費用として契約されたビール工場に置かれます。残りはそのビアガーデンに出資している人に均等に分配されます。ただし、余りが出たらそれは店長を出している人が取ります。ビアガーデンの決算が終わったらビール工場です。ビアガーデンからの売上を出資量に応じて均等に分けます。これも余りが出たら店長が取ります。
 これを3週間分行って、最も儲かった人の勝ちです。
 大きなビアガーデンを育てることが大事です。そしてそこと契約を取るビール工場が儲かります。ただし1人ではそこまでできません。プレーヤー間の協力も必要かもしれません。儲かりそうなところに少しずつ投資するのもよいかもしれません。店長になってもまったく余りが出なければ特典はないのですから。
 ゲームでは直接使わないビールのコースターも入っています。飲みながら遊んでください。


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