トリックテイキングゲーム (TRICK TAKING GAME)
ある種のカードゲームの総称です。比較的に本で知られているゲームとしては、「ナポレオン」「コントラクトブリッジ(セブンブリッジではありません)」「ツー・テン・ジャック」などがあります。ヨーロッパやアメリカでは、この種のゲームがトランプゲームとして一般によく遊ばれているため、カードゲームもこれを基本としたルールの物がよく見受けられます。
トリックテイキングゲームの定義としては、広義から狭義までいろいろある様ですが、ここでは中間的な意味で捕らえています。
1 | まず一人のプレーヤーが手札から任意のカードを出します。(これを「リード」といいます) |
2 | 左隣のプレーヤーから順に、はじめのプレーヤーが出したのと同じ枚数(通常は一枚)手札から出します。 このとき出せるカードに制限がある場合が多い様です。ある限りは、はじめに出した人のカードと同じマーク(色)のカードを出さなければならない場合には「フォローの義務がある」といいます。 |
3 | 全員が一回ずつ出し終わったら、カードの強さを比べます。特定の強いカードを切り札といい、英語では「トランプ」といいます。 |
4 | 出したカードの強さにより、出されたカードを受け取ります。通常は一番強いカードを出した人がすべて取ります。 |
5 | 前のラウンドに出したカードにより(通常は一番強いカードを出した人)、次のラウンドのリードを行います。 |
システム的に、カードゲームの中では戦略的な要素が多いので、かなり好まれているゲームの種類の様です。
ドイツ人などはDNAにこのシステムが組み込まれているのではないかと思われるほど、よく遊んでいます。