ダージリン
Darjeeling / Abacus / Gunter Burkhardt作
プレイ人数:2-5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:60分
ワンポイントセールス:商売にはタイミングが重要だとよくわかります。

 タイルを並べたゲームボードを作ります。並べ方は、「インド」「セイロン」「中国」の3種類用意されています。ここをプレーヤーのコマが移動してお茶の買い付けを行います。
 手番の最初に、まず得点が入ります。得点ボードには、出荷したお茶が乗った船が置かれています。そこには各プレーヤーのお茶が乗っているのです。もっとも最近出荷したお茶は価値が高く、お茶箱の数の3倍の得点が入ります。古くなるほど価値は低くなります。
 次にプレーヤーのコマを移動させます。プレーヤーのコマは直線的に前進できるだけです。ただ、移動の前に左右どちらかに90度方向転換が可能です。180度方向転換するためには2ポイント得点を減らす必要があります。また、隣接するタイルへの移動は無償ですが、それ以上先に進む場合は途中のタイル1枚につき1ポイント減点です。そして、移動先のタイルを取ります。
 タイルには、お茶箱の半分が1〜3個描かれています。そして、お茶の種類は色別で4種類あります。同色のお茶箱で、タイルを並べ、すべてのお茶箱が完成していたら、そのお茶を出港することができます。得点ボードに並べられた船の内一番下の船(もっとも古い船)を取り、そこにあるマーカーを持ち主に返してから、その船に完成したお茶箱の数だけ自分のマーカーを乗せて船の列の一番上に置きます。このときほかの船は1段ずつ下がります。ただし、この時自分のコマがボード上の都市のタイルに隣接していない場合には、置けるマーカーの数がひとつ減ります。都市から離れたところで出港しようとすると、運ぶ間に価値が下がるということでしょうか。最後に需要マーカーをチェックします。得点ボードの上には斜めになった所に、4種類各2個の丸いマーカーが置かれています。積み出したお茶と同じ色のコマのうち下側のコマを取り一番上に移動させます。そして、この色のコマ2個の間にあるコマの数がボーナスポイントとして与えられます。これは、それまでにしばらく出航されていない種類のお茶には多くのボーナス点を与え、連続して同じ色のお茶を出港するとボーナスポイントが与えられない仕掛けになっています。
 出港した後、出港しない手番が続くと、手番ごとに高得点が入ります。逆に、ほかのプレーヤーがどんどん出港すると、次の自分の手番(得点が入るタイミング)までに、価値が下がってしまいます。また、しばらく積み出せれていないため、多くのボーナスポイントが期待できる種類のお茶でも、誰か一人が出向すると、いきなり価値が下がります。とにかく、タイミングが重要です。


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