宝石商 Edel, Stein & Reich
alea社 Reinhard Staupe作
プレイ人数 対象年齢 プレイ時間
3〜5人 9歳以上 45〜75分
ワンポイントセールス:
お金が勝負だが、宝石がないと交渉に負ける。

 Staupeの名作「バサリ」のリメイクです。
 最終的にお金を集めるゲームですが、宝石が重要なゲームです。ラウンドの開始時に、各プレーヤーは、宝石カード(写真右下の茶色バックのカード)を1枚ずつ受け取ります。これには、いくつかの宝石とお金の数字が描かれています。そこで、各プレーヤーは自分のアクションカード(写真上の4枚のカード)の中から1枚を選び伏せて出します。全員がそろったらいっせいに表にします。なお、3または4人でプレイする場合には、左側3枚のみを使用します。一番右のアクションカードは5人でプレイするときにのみ使用します。一番左のアクションカードを選んだ人が一人なら、その人の宝石カードに描かれただけのお金をストックから受け取ります。2番目のカードも選んだ人が一人なら、イベントカードを受け取ります。3番目の宝石が描かれたアクションカードを選んだのが一人なら、その人の宝石カードに描かれているだけの宝石を受け取ります。
 これらの3種類のカードを選んだ人が二人いた場合には、どちらのプレーヤーがそのアクションを行うか、交渉を行います。交渉材料は、宝石です。自分の持つ宝石を相手に渡す代わりにそのアクションを行うというものです。つまり二人が同時にそのアクションを行うことはできないのです。お互いに、より価値の高い宝石を提示し、相手がそれを受け入れたら、それをもらう代わりに、そのアクションを行う権利を相手に渡します。
 もし、3人以上が同じアクションカードを選んでいたら、そのアクションは誰も行えません。
 一番、右のアクションカードは、少し違います。一人が選んでいたら、その人は自分の宝石をひとつストックにもどす代わりに、任意の2個の宝石をストックから得ることができます。複数の人が選んでいたら、単にストックから任意の宝石を1個ずつ受け取ります。たくさんの人が選んでいても、行えるアクションです。
 ゲームはすうラウンドを1シリーズとし、3シリーズ行います。各シリーズ終了した時点で、4色の宝石の数がそれぞれ一番多い人には、賞金が出ます。ただし、賞金をもらうと、宝石を幾つか捨てなければなりません。
 3シリーズ終わって、一番多くお金を持っている人が勝ちです。
 各プレーヤーが受け取った宝石カードを見て、それぞれの人がどのアクションカードを選ぶかを推理します。そして、自分ひとりしか選びそうにないアクションを選べば、楽にできますが、それが必ずしも自分がしたいアクションとは限りません。なかなかジレンマの楽しいゲームです。


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