魔法にかかったみたい
Wie verhext! / alea / Andreas Pelikan作
プレイ人数:3〜5人
対象年齢:9歳以上
プレイ時間:45分
ワンポイントセールス:欲張りすぎると何も得られない、しかし、遠慮しすぎると勝てない。

 各プレーヤーは魔女です。材料を獲得したり魔法を使ったりして、魔法の薬を作ります。
 各ラウンドの最初に12種類のカード(右の写真下段)から各プレーヤーは5枚のカードを選び出します。これらのカードがそのラウンドで、そのプレーヤーが使えるカードです。緑のカードは対応する魔法の材料が獲得できます。青いカードは材料を使って魔法の薬が作れます(勝利点になります)。黄色のカードは材料でお金が獲得できたり、逆にお金で材料や勝利点が獲得できたりします。赤いカードは、他のプレーヤーのお金または材料を貰って勝利点に変えるチャンスがあります。グレーのカードは魔法が使えます。
 スタートプレーヤーは、手札から1枚表にして出します。それぞれのカードには2種類の獲得できるものが描かれています。カードの能力いっぱい獲得できるものと、一部のみ獲得できるものです。そして、最初にカードを出したプレーヤーは能力いっぱいの獲得を目指します。そのあと、時計回りの順番で、同じカードを持っているかどうか表明します。もし持っている場合は、能力いっぱい獲得するか、一部のみで満足するかを表明します。もし能力いっぱい獲得を表明したら、最初にカードを出したプレーヤーはなにも獲得できなくなります。しかし、このプレーヤーも以降のプレーヤーがこのカードを持っており、能力いっぱい獲得を表明したら、なにも獲得できなくなります。能力いっぱい獲得できるのは、それぞれのカードについてラウンドごとに一人だけなのです。一部のみで満足する場合には、確実にそのプレーヤーは獲得できます。また、この時点で能力いっぱいを表明しているプレーヤーの権利も失われません。そのため、同じカードを持っているかどうか、持っているなら能力いっぱいの獲得を表明するかは、確実に一人ずつ行う必要があります。自分の番の前に持っていないことを表明するなどもってのほかです。そのため、最初にカードを出すプレーヤーは、ほかのプレーヤーが持っていないと思われるカードをプレイしない限り、ほとんどなにも獲得できません。また、ほかのプレーヤーも、残りのプレーヤーの持っているカードを推理することが非常に重要になります。残りのプレーヤーも持っているなら、一部で満足するべきかもしれません。しかし能力いっぱいを表明することにより、すでに能力いっぱいを表明しているプレーヤーにダメージを与えることも忘れてはいけません。また、実行できるかどうかは別として、能力いっぱいの権利を得たプレーヤーが、次に最初にカードを選んで出す必要があります。したがって、状況によっては最後のプレーヤーでも一部で満足することもあるかもしれません。
 他のプレーヤーが持つ材料やお金は公開ですので、それをよく見てだれがどんなことを考えているかすいるが楽しい、ドキドキするゲームです。


トップページへ