クオバディス
Quo Vadis? / Amigo社 / Reiner Knizia作
プレイ人数:3-5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:45分
ワンポイントセールス: 100%交渉のみで進むゲーム。絶対に子供とは遊べない。
1992年Hans im Gluckから出され、ゲーム大賞にノミネートされた、同名ゲームのリメイクです。ルールも変更点はありせん。箱がコンパクトになりました。
元老院議員を目指す、100%交渉だけで進む恐ろしいゲームです。勝つと「一番悪いのはあいつだ!」と必ず言われます。
各プレーヤーは元老院議員の席を獲得するために自分の貴族を送り込みます。ゲームボードの一番上が元老院議員の席です。手番でできることは次の内一つです。
- 一番下のマスに空きがあれば、自分の貴族コマをひとつ置くことができます。
- 可能なら自分の貴族コマひとつを通路を通って一段上のマスに進めることができます。ここがこのゲームのポイントになるところです。マスがひとつし描かれていないところ(定数1の席)からは、すぐ上に無条件で上がれます。定数3あるいは5のマスからは、他の人の同意が必要になるのです。これらのマスからは過半数の同意が必要です。定数3のマスなら自分を含めて2個の同意が必要です。自分で2個のコマを置いていれば、それで上がることができますが、そうでない場合は、そこにコマを置いている人一人を説得する必要があります。もし同意したら、同意した人は価値が1のチップをボードから受け取ることができます。また、上の段に上がるときには途中に置いてあるチップを取ることができるので、このチップの価値の一部または全部を渡すことによって、同意を得ることもあるかもしれません。また、先に相手が困ったときに助けるという約束もできますが、守らないといけないというルールはありません。個人的なことをネタに交渉してもかまいません。その手番で解決することは守る必要がありますが(例えば同意してくれたら、支払うといっておきながら、支払わないことはできません)、それ以降に起こることへの約束は守らなければならないというルールないのです。相手の人間性だけを信じてください。
- カエサルのチップを移動させることができます。通路の途中にカエサルのチップが置かれたら、そこは無条件で上に上がれるのです。ただし、この時は下に置かれているチップを取ることができません。
ゲームは、5つある元老院議員の席がいっぱいになったら終わりです。この時、少なくともひとつ元老院議員のコマを持っている人の中で、持っているチップの価値が一番多い人の勝ちです。たくさん元老院議員になっても、チップが少ないと勝てないし、他の人から賄賂ばかりもらって、チップがたくさんあっても、元老院の議席が無いと勝ちにはならないのです。
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