ペルガモン
Pergamon / Eggert / Stefan Dorra & Ralf zur Linde作
プレイ人数:2〜4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:45分
ペルガモン遺跡で発掘を行い、博物館で展示して得点を得るゲームです。発掘されるものは残念ながら完成品ではありません。それぞれの発掘タイルには、違う遺物の半分ずつが書かれています。発掘される遺物はすべて紀元前のものであり、左に描かれている遺物にはそれが作られた年代の下2桁が書かれています。右側には百の位の年代(紀元前の世紀?)とともに遺物が書かれています。
各ラウンドには、5枚の遺物タイルが登場し、古いものから程深い位置に置かれます。そして、お金カードが2枚裏にして置かれます。お金カードは2種類で、金袋カードは1〜5金入っています。宝箱には5〜8金入っています。この時点ではその2枚のカードの種類は分かりますが、金額は分かりません。この金額がこのラウンドすべてのプレーヤーに配られる資金です。その後、前のラウンドと逆の順番で、各プレーヤーはコマを任意の空いているマスに置きます。置くマスにはそのラウンド受け取れるお金の額と発掘できる深さが書かれています。その後で、お金カードを表にし分配が行われます。お金は少ない順に分配され、最も高額の場所に置いたプレーヤーに残り全部が渡されます。ただし、それまでに分配されるお金がなくなったらまったく受け取れないこともあります。
その後で、発掘ができます。これは希望した金額が少ない順に行います。コマの位置で示された深さまでの発掘ができます。深い場所を発掘するほど高額なお金が必要です。そして、発掘されたものおよび既に持っている遺物で完成させることができるものがあれば、これを博物館に置くことができます。もちろん、古い遺物ほど高価値です。また、複数同時に完成させて、より価値の高いものにすることもできます。展示する前にお金をかけて遺物に磨きをかけることによりより高い価値にすることもできます。展示したら価値に関係なく1勝利ポイント得ることができます。そして、その価値と同じ場所にマーカーを置きます。この時、既に展示されているマーカーで、今展示したものより価値が低いものは、新しい展示により陳腐化し、価値が1ずつ下がります。価値が0まで下がったら博物館での展示は終了です。
4階の得点計算ラウンドの後に、残っている展示物について勝利ポイントが与えられます。そして、そのあとすべての展示物の価値が下がります。
したがって、常に発掘を行い展示物を探さないと博物館に展示してもらえないのです。
お金のマネージメントと、遺物の収集、展示のタイミングなどがポイントです。手軽に楽しめる戦略ゲームといったところでしょうか。