ヴァイキング
Wikinger / Hans im Gluck社 / Michael Kiesling作
プレイ人数:2-4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:60分
ワンポイントセールス:無料のセットを購入すると、他のセットの価格が一気に下がる。
ヴァイキングの攻撃を防ぎながら、自分の島を増やすゲームです。
各ラウンドでは、12枚のタイルとコマをセットにして買います。裏にした12枚のタイルを1枚ずつ表にします。もし島が描かれたタイルなら、価格0から順にプラス方向にタイルを置きます。ヴァイキングのタイルは価格11より順番にマイナス方向に配置します。袋からランダムに12個のコマを引きます。そして0から11に向かって、青(漁師)黄(金細工職人)緑(斥候)赤(貴族)黒(戦士)灰(船員)の順番に置きます。つまり青は一番安く、その次に黄色で、一番高いのは灰色です。
順番にタイルとコマのセットを買います。価格は、ボードの対応するところに書かれた数字です。ただし、0のセットは、その色のコマが他に残っていないときにのみ買うことができます。たとえば、はじめに青いコマが0〜2に3個並んでいる場合は、1と2のセットが買われて、他に青いコマが残っていない場合にのみ買う(といっても無料)ことができます。0のセットが買われたら、その時点で最も価格の安いセットの価格が0になります。これは,ゲームボードの価格板を回転させて調整します。これに伴いすべてのセット価格が下がります。
買ったタイルとコマは直ちに自分の国(L型のボード)に配置しなければなりません。島タイルは、L型ボードまたは既に配置されているタイルに接するように配置する必要があります。また、島の形が連続していなければなりません。海と海島と島が繋がる必要があるのです。コマは、配置する列が色により決められています。島タイルには、島の右端・中部・左端の違いがあります。今獲得したタイルとコマを一緒に配置できるなら、配置してもかまいません。コマが置ける列と違う列にタイルを配置する場合には、いったんL型ボードの外にコマは置きます。
ヴァイキングのタイルは、一番上の列にしか置くことができません。ヴァイキングのタイルが置かれることにより、その列が危険になります。その列のいくつかのコマの効力がなくなるのです。ただし、ヴァイキングのすぐ下に戦士のコマを置くことができたら、ヴァイキングの攻撃を防ぐことができるだけでなく、かえって得点や収入になります。
12個のセットすべてが買われたら得点計算です。まず、灰色のコマを使うことにより、ボードの外にあるコマをボードに配置することができます。ゲームは6ラウンド行われますが、1・3・5ラウンド終了時は金細工職人による収入のみです。ヴァイキングに攻撃されていないこれらのコマから収入が得られます。
2・4ラウンド終了時には、金細工職人による収入のほか、戦士・斥候・貴族・漁師による得点が得られます。最終ラウンド終了時には、このほかに島の数や大きさによるボーナスポイントや、漁師による食料チェックがあります。自分の島に置かれている漁師コマと自分が持っているコマすべてを数えます。漁師コマの数の5倍より多くのコマを持っている場合は失点、少ない場合は得点します。
それぞれのコマの特質をよく考えて、どのセットを買うかがポイントになります。