マネリザ
Money Lisa / Kosmos / Peter Neugebauer作
プレイ人数:3・4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:50分
絵画を買うゲームです。絵画は時代とテーマにより分類されています。時代の違いはカードの周りの色で区別されており、テーマの違いはカードの隅に付けられたマークによって区別できるようになっています。
プレーヤーは、手番にサイコロを振り自分のコマをボード中央にあるマスを移動させます。ただ、ダイス目のうち2面は1〜4の任意の目に使えるようになっていますので、かなり自由度の高いものです。そして、止まったマスの指示に従うのですが、中には任意のマスに移動できるものもあり、かなり自由です。そのほかのマスは、役に立つトリックカードを獲得したり、他のプレーヤーが獲得したカードを一時的に無効にしたり、自分の無効にされているカードを有効に戻したり、他のプレーヤーが獲得しているカードと自分が獲得しているカードを交換できたりします。また、最も重要なマスがオークションのマスです。これはボード上に4か所あり、ここに誰かが止まったら、その上に置かれている絵画カードの購入チャンスです。この時すべてのプレーヤーは、お金カードを1枚使います。2枚以上使うこともできませんし、使わないでおくこともできません。そして、絵画を購入できなくてもこのカードはすぐには手元の戻りません。各オークションマスには、2種類のオークションが用意されています。そこにコマを進めたプレーヤーがどちらのタイプでオークションを行うか決めることができます。たとえば最高額が落札したり、最低額が落札したり、偶数のカードしか有効でなかったり、奇数のカードしか有効でなかったりです。また、オークションのマスによっては、公開でオークションを行う場合(順番にお金カードを1枚ずつ出す)もありますし、非公開(すべてのプレーヤーがお金カードを1枚選び一斉に公開する)もあります。公開オークションの場合は、あとからトリックカードをプレイして、金額の調整を行うことができます。したがって、出すカードだけで簡単にセリ落とせるとは限りません。また、非公開オークションでも、カードを公開した後サイコロを振り、その目でより調整する場合もあります。
お金カードは1〜10各1枚で10枚ずつ持っていますが、ラウンドの最初に任意の1枚を抜いておきます。したがってオークションが9回行われると、すべてのプレーヤーのお金カードがなくなります。そこで得点計算です。得点は、同じ時代または同じテーマの絵画カードをより多く持っている方が高得点となります。この時無効になっているカードは得点計算の対象となりません。得点計算の後、最も合計点の少ない(負けている)プレーヤーは、ラウンドの最初に抜いたお金カードに書かれている数字分追加で得点します。
これを2ラウンド行って、最高点のプレーヤーが勝ちです。
オークションの種類を決めるのと、それぞれのオークションで、どのお金カードを使うかがポイントになります。それほど難しくないセリゲームです。
絵画カードは、本物の絵画の写真をつかっているのでとてもきれいです。