ラパヌイ
Rapa Nui / Kosmos / Klaus-Juergen Wrede作
プレイ人数:2〜4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:40分

 イースター島をテーマにしたカードゲームです。
 プレイ用のカードは、麦・カジノキ・サツマイモ・魚の4種に対応した採集者カードのほか、モアイ、聖職者、木こりのカードがあります。このほか、供物カードとして、麦・カジノキ・サツマイモ・魚の4種類があります。
 手番には、カードをプレイしてその後補充します。採集者カードだけは全く同じものであれば複数同時にプレイできますが、それ以外は手番ごとに1枚だけです。そして、手札が4枚になるようにテーブルに表にして並べられた4列のいずれからか補充して、最後に収入または得点を得ます。最後の収入および得点は該当するすべてのプレーヤーが得ます。
 プレイするカードは自分の前に、表にして並べます。
 手札補充で最後に取ったカードの列の次に並べられているカードに関して、収入および得点が入ります。つまり、補充する場合欲しいカードを取るか、収入計算したいカードを取るかという選択があります。それが採集者だったら、この採集者を前に出しているプレーヤーは、その種の供物カードを1枚獲得できます。2枚以上出しているプレーヤーの中で、単独で一番多く出しているプレーヤーがいたら2枚供物カードを獲得できます。
 木こりカードもほぼ同じ処理を行います。このカードに関しては供物カードではなく木のチップを受け取ります。
 聖職者の場合は勝利点です。
 モアイの場合は、勝利点または木を獲得できます。
 じつは、モアイをプレイするには木のチップ7個を支払う必要があるのです。しかし、モアイはゲーム終了時にも1枚4ポイントの価値があります。また、誰かがモアイをプレイできたら、供物ラウンドがあります。これはモアイをプレイしたプレーヤーの左隣から順番に、供物カードを表にして供物タイルの上に重ねて置いてゆきます。モアイをプレイしたプレーヤーだけは裏にして置きなおかつ、供物カードの山から任意の1枚を表にしてここに重ねます。実は、この供物タイルの上に置かれた供物カードの枚数が、最終得点に影響するのです。ここに置かれている供物の数が多い供物カードほど、手元に残ったカードの価値が高くなるのです。価値を上げようと供物タイルに乗せると手元の枚数が減るというわけです。
 なお、手番最初に任意の供物カードを買うこともできます。それにも木が必要です。
 難しいゲームではありませんが、カードゲームとしては戦略性が高いゲームだと思います。


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