ロボティクス
Robotics / Pegasus / Mario Coopmann作
プレイ人数:3〜5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:60分
ワンポイントセールス:ジャンク部品を使うと安上がりにロボットができまが、査察が入ると大変。
注文に応じたロボットを作って納品するゲームです。プレイ人数マイナス1枚の注文カードを表にして並べます。注文カードにはロボットの性能に合わせた、最低限必要な機能(部品)の種類と数が描かれています。これらの注文にあったロボットを作ると、そのカードに描かれた金額で買い取ってもらえます。
ロボットを作るには部品が必要です。部品はマーケットから買うことができます。これはボード上に置かれています。ボードの中央は回転できるようになっており、そこには対応する部品の販売価格が書かれています(通常価格200〜1000)。そしてこのボードは部品が買われるたびに時計回りにひとマスずつ回転します。つまり、購入価格は変動するのです。また、マスのひとつには価格が書かれておらず、その部品は買えません。もちろん在庫数にも限りがあり、売り切れのものもあります。なお、価格はそれぞれのマスに2つづつ書かれています。内側のマスの価格は外側の価格の半額です。これは、これらの部品を闇市から買い入れた価格です。
手番になったら、4種類のアクションのうち2つが行えます。この2つは同じアクションでもかまいません。
1.通常価格で部品を仕入れる。ボード上から部品を取りそこに描かれた価格を銀行に支払います。
2.闇市から仕入れる。ボード上から半額で部品を仕入れます。闇市から仕入れた部品にはマーカーを置いておきます。
3.がらくた置き場から部品を取る。袋に入れた部品から1枚取ります。これにはコストはかかりませんが、何が出てくるかわかりません。ここには最も有能な万能部品もあります。また、査察官が出てくるかもしれません。査察官が出てきたら、闇市から仕入れたすべてのタイルは没収になります。マーカーを置いているプレーヤーはこれらを袋に戻します。また妨害者のタイルが出てきたら、ほかのプレーヤーに渡します。このプレーヤーは自分が制作中のロボットの部品ひとつを捨てる必要があります。また、必要のない部品は倉庫に置くことができます。ただし部品3個までは無償で倉庫に置けますが、それ以上は倉庫代がかかります。
4.交換。他のプレーヤーと交渉して部品の交換や売買が可能です。
5.解体組み換え。制作中のロボットを解体したり、倉庫の部品をつかって組み替えたりすることができます。
なお、各プレーヤーはそれぞれ1体ずつのロボットしか作ることができません。売却できたら新しいロボットの製作が始められます。
ロボットの売却は、手番の最初です。つまりロボットが完成しても、次の自分の手番まで売却はできません。その間に、妨害者に一部を破壊されるリスクがあります。
がらくた置き場から部品を手に入れると、コストはかかりませんが、余分な部品ばかりになって、なかなか欲しい部品が手に入るとは限りません。また闇市からの購入にはリスクが伴います。やはり純正品が安心ですがコストがかかりすぎて儲からないかもしれません。