ローマ水道 | Aqua Romana | ||
Queen Games社 | Martin Schlegel作 | ||
プレイ人数 | 対象年齢 | プレイ時間 | |
2〜4人 | 8歳以上 | 45〜60分 | |
ワンポイントセールス: いま良い手と、先になってよくなる手を考える。 |
2006年ゲーム大賞ノミネート。
ローマ市内に水路橋を建設するゲームです。建設を手伝ってくれるのは共通の建築家です。うまく手伝ってくれる建築家を見つけることも大事です。使った建築家は移動するので、他のプレーヤーの手にも影響します。
ゲームボードには、各プレーヤーが建設する水道の出発点になる水源があり、プレイ人数により3・4人の作業員が居ます。この作業員の先に水道建設のタイルを配置し、より長い水道を作ることが目的です。
ゲームボードの周囲には、建築家が配置されています。それぞれの建築家は建設できる水路が決まっています。直線だったり、カーブだったり、立体交差だったりします。
手番には、自分のいずれかの作業員に対して、縦あるいは横正面に居る建築家のみ協力してくれます。その建築家のマークと同じ形のタイルをその作業員の前に配置します。このとき、自分の水路を長くするようにそのタイルを配置します。他のプレーヤーの水路をふさぐように配置することはできますが、二つの水路をつなげるようには配置できません。自分の水路を閉じる配置も可能です。そして、伸びた水路の先に作業員コマを移動させます。協力してくれた建築家を時計回りに移動させます。
タイルを配置して、水路が閉じた場合は、それら全ての得点計算を行います。それぞれの水路の長さに対するポイントの位置にその作業員を置きます。すでに、そのマスが埋まっている場合は、より少なくて空いているマスになります。手番プレーヤーは、タイルを配置して、自分のどの水路も閉じなかった場合には、ひとつを選んで閉じたことにし、得点計算することもできます。先に大きな成長が見込めない場合には、早く得点計算を行い、ポイントを確保したほうが有利な場合場あるからです。また、水路が閉じられたプレーヤーは、ストックにある建築家をゲームボード周囲にある任意のマスには位置することができます。以降の手番で使いやすい場所に配置することになるでしょう。この配置は、自分の手番の直前に行います。ただし、ストックの建築家には、数に限りがあります。
タイルを配置して、建築家を移動させたとき、その建築家が、角を曲がるように移動した場合、追加でその建築家のタイルを配置することができます。ただし、このタイルで、いずれかの水路を延ばしたり、ふさいだりすることはできません。
ゲーム終了時には、得点計算により置かれた作業員コマのマスの数字を合計します。そのほか、一番ポイントの高い場所に置かれた作業員には4ポイント、2番目には3ポイント、3番目には2ポイントのボーナスポイントが入ります。合計ポイントがもっとも多いプレーヤーの勝ちです。
運の要素はまったくありません。互いのプレーヤーの思惑だけが、ランダム要素です。その割には、手軽に遊べるゲームです。