ジャーマンレールウエイズ
Genman Railways(Iron Horse Collection No.1) / Queen / Harry Wu作
プレイ人数:3〜5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:60分

1832年から1872年の間のドイツ鉄道の歴史です。
まず、8社の鉄道の株を1枚ずつセリで販売します。販売代金は各鉄道会社に入り、これが鉄道建設資金となります。各鉄道会社は決められた都市から建設を開始します。この都市により、当初の収益金が決まっています。この収益金は、鉄道網拡大により、新たな都市と結ぶたびに上がってゆきます。また、この収益金により、株主は配当を得られます。収益金が上がるたびに、その会社の収益金を示すマーカーを上昇させるとともに、その会社の株を持つすべてのプレーヤーの収益マーカーも上昇させます。最初は株を買うたびに、買った会社の収益金分自分の収益マーカーを上昇します。これは、配当のたびにそのプレーヤーが得られる収益ということになります。
 8社すべての株が1枚ずつ販売されたらゲームスタートです。ここでこのゲームの最大の特徴が出ます。収益金マーカーが最も進んでいるプレーヤーは、自分のマーカーを1個袋に入れます。2番目のプレーヤーは2個、3番目は3個と入れます。これをよく混ぜて、中からプレーヤー人数分のマーカーを1個ずつ出して並べます。ここにマーカーが出た順番に出たプレーヤーだけがプレイできるのです。1つもマーカーが出ないプレーヤーがいるかもしれませんし、2個以上出て手番を複数回できるプレーヤーがいるかもしれません。
 手番でできることは、3種類から1つです。

 鉄道網を広げて手番終了時に、新たに2つ以上の鉄道網がつながった場合に、すべての鉄道会社(つながった鉄道会社だけではない)の株に対して配当があります。各プレーヤーの収益マーカーが示す金額を受け取ります。その上に、鉄道網を広げてつなげた方の鉄道会社の株に対しては、倍の配当があります。これを各プレーヤーが受け取るのです。
 ゲーム終了時に最も多くの資金を持ったプレーヤーが勝ちです。ここでは、株の価値は関係ありません。
 8つの鉄道会社の特徴です。

 利益を得ようとする会社の株は、それなりに高額でも手に入れるべきでしょう。そうしないと建設資金が枯渇します。株を独占すると高額な収益が期待できますが、すべて独力です。同じ会社の株を持つ他のプレーヤーにより多くの収益も期待していいかもしれません。会社の特徴と、他のプレーヤーが持つ株のバランスを考えるゲームです。


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