ブラフ
Bluff / Ravensburger社 / Richard Borg作
プレイ人数:2-6人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:30分
ワンポイントセールス:勝つと「嘘つき!」といわれるゲーム。
確率を計算するゲームのように思えますが、実は誰がどの程度の嘘をついているか推理する「愛と信頼」のゲームです。
各プレーヤーは5個ずつのサイコロを持ち、ダイスカップを使って振ります。振って出た目はダイスカップをそっとあけて自分だけで見ます。つまり、全員でサイコロを振りますが、出た目が分かっているのは自分が振った分だけです。
最初のプレーヤーから順に、全員で振ったサイコロ全部の中に特定の目がいくつあるか推理してゆきます。例えば「5」は全部で6個以上といったぐあいです。ただし、サイコロの目は1〜5と☆があります。☆はジョーカーでどの目とも数えます。したがって「5」が6個以上という意味は、「5」と「☆」をあわせて6個以上という意味です。
次のプレーヤーは3つの選択肢があります。そんなに多いはずがないと思ったら、「チャレンジ」といって全員のダイスカップを開けて、その目の数を数えます。もし、前のプレーヤーが宣言した数より少なかったら、宣言したプレーヤーは宣言した数と、実際似合った数の差分サイコロを失います。宣言した数以上あれば、チャレンジしたプレーヤーが差分サイコロを失います。もしぴったり立ったら、宣言したプレーヤー以外全員が1個ずつサイコロを失います。
宣言した数はあるだろうと考えた場合には、もっと多い数を宣言します。このとき別の目に変えてもかまいません。例えば「3」が7個以上。これで次のプレーヤーが同じこと(信じて増やすか、チャレンジするか)をします。
宣言した数ぴったりだと思ったらたいへんです。この場合は自分のダイスカップから、いくつかサイコロを出し(通常は宣言した目が出ているサイコロ)それ以外を振りなおします。このとき宣言数を増やす必要があるのです。つまり、いままで別の目が出ていたサイコロを振りなおしたことによって、宣言した目が出ているサイコロが増えることを期待するのです。
実際のプレーでは、全員で振ったサイコロの数をまず数えます。それぞれの目は、その1/3ずつ出ているはずです。サイコロは6面でその数字と☆が該当するからです。したがって全部で30個のサイコロがあればそれぞれの目は10個ずつ出ているはずです。もちろんばらつきはある程度あるでしょうが。ここでもし自分のダイスカップの中の5個のサイコロのうち、「3」と「☆」をあわせたら4個だったら、実際の合計は12個ぐらいあっても不思議はありません。そこで「3」が12個、と宣言します。これを聞いた次のプレーヤーは、「前のプレーヤーはかなり「3」と「☆」を持っているな」と推理します。しかし、前のプレーヤーが必ずしも本当にそれだけ持っていて宣言したかどうかは、まったく保証はありません。
そのヒトの普段の言動を考えて推理してください。