深海に眠る宝
Die Schatztaucher / Schmidt社 / Reiner Knizia作
プレイ人数 2-4人
対象年齢 6歳以上
プレイ時間 30分
ワンポイントセールス:不思議なライトが、見えないもを微かに見せてくれます。
沈没している海賊船の宝を目指して潜水するゲームです。海の中は真っ暗です。何かありそうなところにたどり着いたら、ライトをつけて照らしてみましょう。宝なら、それを取って浮上してください。そして上がってからその内容を確認するのです。宝に見えたものが単なる海草かもしれません。
ボードの上半分には、明るい青のタイル、下半分には暗い青のタイルを伏せて配置します。そして一番下には、沈没船の宝を表にして置きます。手番プレーヤーはサイコロを2個振ります。サイコロの目は1〜4と×が2つです。×の目が出たサイコロは脇によけます。まずボード一番上にある、浮きから潜水地点を決め、×以外のどちらかの数字の目と同じ分だけ潜水します。そこにタイルがあればライトを押して光を当てます。付属のライトの光はブラックライトで、肉眼でまったく見えなかったタイルの表面にうっすらとどんなものがあるか見えます。それは宝箱であったり金塊であったり壷であったりします。それがほしい場合には、そのタイルを取り裏返します。タイルを取ったら手番終了です。裏にははっきりと、どんな宝か描かれています。ほとんどのタイルは両面同じ宝が描かれていますが、一部のタイルは裏面に海草が描かれており、これは得点になりません。ただし、最初に海草のタイルを3枚集めたプレーヤーには、ボーナスタイルが与えられます。また、表面には宝の種類は描かれていますが、その量は描かれていません。宝箱が1個であったり3個であったりするわけです。
もし、もっと他の宝を目指す場合には(いったんタイルを取って裏返したら、すでに手番終了です)、×の目が出ていないサイコロのみを振りなおします。そして、またその分深く潜り、ライトを当てるのです。もし2個のサイコロがともに×の目になってしまったら、潜水失敗です。何も手にすることなく手番を終了します。もし、どんどんもぐることができ海底まで到達できたら、表になっている沈没船の宝を1枚選んで取ることができます。
それぞれの宝には、ボーナスタイルが用意されており、それのぞれの宝を規定個数最初に獲得したプレーヤーがこれらのボーナスタイルを獲得します。したがって、ボーナスタイルをめぐって、取るタイルと取らずに潜水を続けるタイルが生まれるのです。
もちろんゲームが終了したときに、一番多くの宝を持っているプレーヤーの勝ちです。
両サイコロの2面が×ですので、意外に潜水失敗に終わることが多いのです。それでも多くの宝を求めて、より深く潜りたくなるゲームです。ライトを当ててほんのり見える宝が、本当に宝探しをしている感じにさせてくれます。