エルパソ
El Paso / Zoch / Stefan Dorra作
プレイ人数:2〜5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:45分
ワンポイントセールス:ギャングは度胸で勝負だぜ!
プレーヤーは西部開拓時代のアウトローです。街を次々に襲い略奪の限りを尽くすのです。
ゲームボードには7つの街が描かれており、それをすべてのプレーヤーが順番に襲います。それぞれの街には、襲うべき場所が4〜6か所描かれており、それぞれの場所には略奪を待つものが置かれています。街を襲う前に、獲物タイルを袋からランダムに引き、それぞれの場所に価値が高いものほど下になるように積み上げて置きます。こうして街の略奪が開始します。すべてのプレーヤーは、それぞれの場所に対応するカードを持っており、略奪した場所のカードを伏せで出し揃ったところでカードを表にします。そのあと、スタートプレーヤーが5個のダイスを振ります。ここには3種類の目がそれぞれ2つずつ描かれています。保安官バッジの目は、街を守る保安官が集まってきたということです。これらの目が出たダイスはゲームボードに置かれます。そのほかの2つの目は、酒場と牛牧場を表しており、これらの場所の襲撃に成功するためには、対応する目が少なくとも1つ出ている必要があります。襲撃に成功したら、対応する場所の獲物タイルを受け取ります。同じ場所のカードを複数のプレーヤーが出している場合には、その中で描かれている数字が大きいプレーヤーから順番にとります。途中で獲物タイルがなくなったら、それ以外のプレーヤーはなにも取れません。
そのあとカードを補充して、略奪を続けます。各プレーヤーは順番にその街を出てゆくか略奪を続けるかの意思表示をします。略奪を続ける場合には、カードを1枚伏せて出します。街を出てゆく場合には、略奪した品を金貨に代えることができます。また、いくつかの品は次の街まで持って行くこともできます。あとの街になるほど、獲物タイルがよいレートで金貨と交換できるからです。
略奪を続けるプレーヤーがいたら、カードを表にした後、残っている(保安官バッジの目が手たためボードに置かれているダイスを除く)を振ります。そして略奪を続けます。ただし、すべてのダイスが保安課バッジの目になってしまったら、その時まだ略奪を続けていたプレーヤーは、保安官に追い詰められて街をやっとのことで脱出できたということで、そのとき持っていた獲物タイルをすべて捨てなければなりません。金貨だけは持って次の街に行くことができます。
すべてのプレーヤーが街から出るか、保管官に追い出されるか、略奪しつくして獲物タイルがなくなったら、すべてのプレーヤーが揃って次の街の略奪を開始します。
このようにして、最後の街El Pasoの略奪が終わった時点で獲物タイルをすべて金貨に交換し持っている金貨が多いプレーヤーが勝ちです。