サラマンカ
Salamanca / Zoch社 / Stefan Dorra作
プレイ人数:2-5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:45-60分
ワンポイントセールス:土地を開拓して儲けるゲームです。

 ゲームは、ラウンド性で行われます。まずプレイ人数分のタイルが用意されます。次に順番にカードを表にして1枚ずつプレします。カードには1〜10までの数が書かれています。このときすでに出ているのと同じ番号のカードはプレイできません。つまりすべて違うカードがプレイされるのです。ここで、大きな数字をプレイしたプレーヤーから順にアクションを行います。ただし、5が最低の数字だった場合には、まず5をプレイしたプレーヤーが最初にアクションを行い、残りは数字の大きなプレーヤーからの順番です。
 できるアクションは3種類で、そのうちひとつを行うことができます。

  1. タイルを置く。 タイル置き場一箇所にあるタイルをすべて取りゲームボードの配置することができます。これが建物タイルなら、直ちに地主コマを置いて自分が地主になれます。またこのとき、別の自分が地主になっている建物を売却することができます。売却額は建物の価値にその建物が持つ地形タイルです。つまり、その建物に属する農地や水場なのです。これによってより多くの収入を得ることがゲームの目的です。
  2. 管理人を他のプレーヤーの建物に置く。地主が建物を売却したときに、その建物が持つ地形タイル分の収入が管理人に入ります。ただし、単なる管理人ですので売却のタイミングに決定権はありません。あくまでも地主が売却したときに収入があるのです。
  3. カードの特殊アクションを行う。ほとんどが、他のプレーヤーに対する妨害または、自分の土地に対する妨害の除去です。毒薬、ねずみ、イナゴ、廃墟などのマーカーを置くまたは移動させることが出来ます。これらのマーカーが配置されている土地または建物は、売却しても価値が高くないのです。これらのマーカーは1個ずつしかありませんので、自分の土地に置かれているものを移動させることにより、その土地の価値を上げ、他の土地の価値を下げることになります。

 なお、最後にプレーしたプレーヤーのみは3のほかに、1または2を行うことができます。、プレイされたカードは、左隣のプレーヤーのカードとなります。次のラウンド以降でこれを使うことができるのです。ラウンドの最後で大きな価値がある土地の地主と管理人にはボーナス収入があります。
 ゲームの基本は、タイルの配置です。価値のある建物や地形をうまく使って、大きな売却益のある土地を作ります。また、売却する場合も、タイミングや順番により収益が大きく違いますので、よく考慮することが必要です。


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