カエサル&クレオパトラ
Caesar & Cleopatra / Kosmos / Wolfgang Ludtke作
プレイ人数:二人用
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:30−40分
ワンポイントセールス:カエサルとクレオパトラの駆け引きが楽しめる。

 カエサルとクレオパトラがローマ議会の支持を得ようと戦うゲームです。両プレーヤーは、影響力カードと行動カードのセットを持っています。その内容は基本的に同じです。そしてテーブル中央にはローマ議会を仕切る5種類の役職に就いた貴族カードが置かれています。これらの貴族の指示を得るために影響力カードをプレイするのがゲームの基本です。手番には、影響力カードを1枚または2枚いずれかの貴族カードの列にプレイします。ただし、1枚だけプレイする場合には、そのカードは伏せて置きますが、2枚プレイする場合いは2枚とも表にして置く必要があります。そのほかに手番中に1枚行動カードをプレイすることができます。これは、相手の伏せて置かれているカードを表にしたり、すでに置かれているカードの位置を変更するなど、イレギュラーな行動ができます。それぞれのカードの列には、各プレーヤーは5枚までしかプレイできません。また、両プレーヤー合わせて8枚までです。手番によりいずれかの貴族カードに対して、両プレーヤー合わせて8枚の行動カードがプレイされたらその列の決算になります。プレイされてるカードに描かれている数字を合計して影響力が大きいほうが、その列の貴族カードを1枚獲得できます。そして、影響力が大きかった方のプレーヤーは、そこに置かれている一番大きな数字の影響力カードを1枚捨て札にします。影響力が小さい方は一番小さな数字の影響力カードを捨て札にします。各列には3または5枚の貴族カードが置かれていますので、貴族カードが残っていたらその列の戦いは続きます。なお、プレイされた影響力カードの中に哲学者(P)のカードが入っていたら状況はややこしくなります(哲学者は状況をややこしくするものだそうです)。影響力が小さいほうのプレーヤーがその貴族カードを受け取ります。しかし、捨て札にするのは影響力が大きい方は貴族カードが獲得できないのに一番大きな影響力カードです。
なお、いずれの列も影響力カードが8枚置かれていない場合にはカードをめくっていずれかの列の判定が行われます。この場合も、基本的には影響力カードの合計で貴族カードの配分が行われます。
 影響力カードをいかに勝てるように配分するか、哲学者カードを有効的に使うか、行動カードも効果的に使用すれば大きなメリットがあります。相手が伏せて置いているカードも推理できるかもしれません。Kosmosの二人用ゲームとして一番最初に発売されたゲームで、ロングセラーになっています。


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