大聖堂の建設
Die Saulen der Erde Duell der Baumeister / Kosmos / Stefan Feld作
プレイ人数:2人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:40分
ワンポイントセールス:自分が何をしたいのか、相手の何を阻止したいのか

 ケン・フォレットの人気小説「大聖堂」をテーマにした二人用ゲームです。この小説を読んでいなくてもゲームには何ら支障はありません。
 2人のプレーヤーは、修道院長と城主となりそれぞれの建物(大聖堂および城)を建設しようとしています。ただ、資材や職人には限りがります。これを奪い合って建設をするのです。
 まず、アクションカード9枚を3×3に並べます。そして、権力マーカーを持っているプレーヤーが自分の人物マーカー3枚を縦・横・斜めのいずれか1列に置きます。そして、相手プレーヤーも同様にして1列に置きます。ただし、このとき必ず1枚のアクションカードに両方の人物タイルが置かれるようにしてのみ置くことができます。つまり人物タイルの列が交差するように置かなければならないのです。人物タイルを置いたアクションカードをそれぞれのプレーヤーが獲得し、プレイできます。ただし、両方の人物タイルが置かれているアクションカードに関しては、戦いがおこります。この戦いは両プレーヤーが紋章タイルをを投げ合って決めます。勝ったプレーヤーがこのアクションカードの権利を得るのです。
 アクションカードの効果は、特定の材料を得る(木材、石材、砂、鉄)、自分の持っている材料を加工する、お金を得る(お金は加工する時や、加工した資材を建設に使う場合に工賃として必要です)、紋章タイルを得る、権利タイルを得るのほかに特殊アクションによりプレーヤーを助けてくれるものがあります。
 したがって、権利タイルを持つプレーヤーは、人物タイルを並べる列を決める場合に自分がほしいカードが並んでいる列だけを考えるのではなく、相手が欲しがるであろう列はどこなのかをよく考えて配置する必要があります(必ず一か所でクロスする必要があるので、相手の選び方により選べない列があります)。
 大聖堂、および城は3つの部分からなっており、それぞれ3つの資材が必要です。3つの部分に必要な資材を置ければ完成でこのカードを完成側に返すことができます。対応する場所で相手より先に完成させることができたプレーヤーにはボーナスがあります。最終的に3つの部分を先に完成させたプレーヤーの勝ちです。
 アクションカードは、AとBのグループに分かれており、それぞれ3ラウンドできるカード(27枚)あります。まずAのカードで3ラウンド行い、続いてBのカードで3ラウンド行ったあと、もう一度AとBで3ラウンドずつ行います。ここまでにどちらも完成させていない場合には、より多く完成させた方が勝ちです。必要な資材をいつ獲得するのか、いつ加工するのかよく考える必要があります。また、紋章タイルの獲得も重要です。これが不足すると、アクションカードをめぐる戦いに勝てなくなります。また、お金がないと加工できません。


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