コロニア
Colonia / Queen Games / Dirk Henn作
プレイ人数:3〜6人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:120分
ワンポイントセールス:マネージメントゲームが好きらなお薦めです。

盛りだくさんのマネージメントゲームです。
ゲームは6ラウンド行われ、各ラウンドは7つのフェイズでできています。
このゲームは、材料を集め、加工して、出来上がった商品を輸出し、輸出先の通貨でお金をもらい、そのおかねを対応する得点カードと交換するゲームです。

第1フェイズはカードをめくってこのラウンド出てくる材料の数、加工される商品の種類と数、輸出のため出港する船の数が決まります。

第2フェーズは手番順をめぐっての争いです。各プレーヤーは3〜8のカードを1枚ずつ持っており、このうち1枚を伏せて出して同時に表にします。このカードは使い捨てです。大きなカードを出したプレーヤーから順にこのラウンドのプレイ順が決まります。なお、出した数字と同じ数のキューブをボード上に置きます。キューブはプレイ人数により決まった数を持っています。そして各フェイズで必要になりますが、ボード上に置いたキューブが手元に戻ってくるのは、次のラウンドの同じフェイズを行った後です。つまりいったんボードに置いたキューブが再利用可能になるのは、1ランドと1フェイズ後になります。

第3フェイズは、7つの場所に5種類の材料がランダムに3〜6個置かれており、これを手番順で任意の場所の材料を取ります。1つの場所にある材料すべてを取る必要があり、そこに置かれた材料の数と同じキューブをそこに置く必要があります。すべての場所の材料が取られるか、それ以上だれも取らなくなったらこのフェイズは終了です。

第4フェイズは、加工です。5種類の製品ができます。これは5種類の材料の決められた2個の組み合わせで作ることができます。ただし、1ラウンドで職人が作る製品の数は一応決まっています。これも手番順で、必要な材料を出し、作ってほしい製品の場所にキューブを置きます。まだ誰もキューブを置いていない製品の場合は1個のキューブを置けばいいのですが、すでに注文が入っている場合には、順番に1個ずつ多いキューブを置く必要があります。また、このラウンド完成しないかもしれない注文を出すこともできます。それは以降のラウンドで完成するかもしれないし、このラウンドうまくすると完成する可能性があるからです。最後にサイコロを何度か振って出た目に対応する製品の完成数が増えます。そして、このラウンド完成した製品を受け取ります。材料を出したのに完成しない場合は、次のラウンドで完成するかもしれません。

第5ラウンドは製品の船積です。船の行き先は5カ国のうちひとつです。そして積み込まれた商品を積んだ船が出港した場合には、行き先の通貨でお金がもらえます。各船にはいくつかの船倉が描かれており、それぞれの船倉には仕向け地からの注文の品が描かれています。対応する製品を捨てることによりその船倉にキューブを1個置き、出向時に仕向け地の通貨が得られます。製品が1個描かれている船倉では2金、2個では5金、3個では9金、4個では15金得られます。もちろんすでにキューブがすでに置かれている船倉に置くことはできません。

第6ラウンドでは出港した船から製品代金を受け取ります。この時はキューブを消費しません。

最終ラウンドでは、お金で得点カードを買います。得点カードも対応した1種類に通貨でのみ買えます。5金で1点、9金で2点、12金で3点、14金で4点、15金で5点です。ただし、これらの得点カードはいつでも買えるわけではありません。10枚が表になっており、買われなかったカードは捨て札になってしまうのです。そのため、捨て札にならないように任意のカードの上にキューブを置くことができます。キューブの置かれたカードは買われなかったとしても捨て札にならず残りますが、必ずしもキューブを置いたプレーヤーでなくてもこの得点カードを買うことができます。

キューブ、材料、製品、お金のマネージメントが必要で、盛りだくさんのゲームといった印象です。ただそれほど長時間ゲームだという印象はありません。


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