ミレグラツィエ
Mile Grazie / Zoch / Dirk Hillebrecht作
プレイ人数:2〜4人
対象年齢:8歳以上
所要時間:30-45分

 

 プレーヤーは順番に旅人となり、イタリアを巡って得点を得ます。一人が旅人となっているときには、ほかのプレーヤーはその旅人を待ち伏せている盗賊です。
 ゲームボードには、イタリアの14の都市と、それをつなぐ26の街道が描かれています。そしていくつかの街には目的タイルが置かれています。目的タイルには、行き先の街とその街にこのタイルを持って行けた場合のポイントが書かれています。
 まず、盗賊のプレーヤーがどの街道で待ち伏せをするかを、手持ちのコンパスを使って示しておきます。すべてのプレーヤーが持つ目的タイルは公開されていますので、ある程度の範囲内で、どの街道を使って移動するかは想像できるのです。その後で、旅人プレーヤーは、用心棒を雇うかどうかを決めます。用心棒は1つの街道でしか雇えませんが、ここに盗賊が隠れていても安全です。用心棒を雇う場合はこれを手持ちのコンパスを使って示しておきます。その後で旅人の旅が始まります。用心棒を使わない場合は5つの街道を使い、用心棒を使う場合には4つの街道を使って旅をします。目的タイルの置かれている街に行くことができたら、そこにある目的タイルを取ることができます。また、自分の持っている目的タイルに描かれた目的地の街につくことができたら、それを捨てて得点を得ます。
 ただし、盗賊が待ち伏せている街道を通ったら、待ち伏せている盗賊は「ミレグラツィエ」と言って襲います。もしここに用心棒を用意してなければ、盗賊は3ポイント得点し、旅人は目的タイルのすべてまたは一部を失います。ただし、旅を続けることはできます。用心棒を用意していたら、もちろん何も失いませんし、盗賊の得点できません。
 これを、旅人役を順番に交換して得点を競うゲームです。
 どこを通るか予想して、そこで待ち伏せするのがポイントですが、素直な道を通るプレーヤーもいれば、全然違う方向に進むプレーヤーもいるでしょう。プレーヤーの性格を読むことも必要かもしれません。


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