ディフェンダーズ・
オブ・クレイアート

Defenders of ClayArt / B2F Games / Daiki Sawada 作
プレイ人数:3-5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:45-60分
ワンポイントセールス: 「自称」芸術家達による、美術眼の比べあい。

 ディフェンダーズ・オブ・クレイアートはいわゆるクレイ(粘土)ゲームです。プレイヤーは(自称)芸術家兼批評家となり、粘土の作品を作り、また互いに批評しあいます。ただもちろん「自称」なので、実際の芸術的センスが求められるわけではありません(NO TALENT NECESSARY!)。ゲームは最大6ラウンド行われ、ラウンド毎にプレイヤーは各々の粘土作品を作ります。

まずラウンドのリーダ−がテーマを決定するのですが、ここで一つ目の問題。…テーマは「形容詞」限定です。「美しい」「面白い」「速い」「仰々しい」「寒い」「クサい」「おどろおどろしい」…、テーマは簡単には形にならないかもしれません。まあ気楽に、自由な発想で作ってください。

さて、二つ目の問題。制限時間は1分(!)です。悩んでいるよりも手を動かさないと、ただの粘土の塊があなたの作品になってしまいます!まあ考えようによれば、本当にセンスのある人でも1分ではなかなか実力を発揮できないでしょうから、かえって対等になるかもしれません。

制限時間が終了したら、作品完成。ディスカッションの時間に移ります。批評家となって互いの作品を評しあってください。無茶なテーマと無茶な制限時間を経て、プレイヤーの皆さんの前には面白い、いや素晴らしい芸術作品がたくさん並んでいるはずです。そうです、勿論自分の作品だけは素晴らしいのです!芸術家としての権威を守る為、いかに自分の作品がテーマに沿っているか、断固主張してください。断固としてさえいれば、塊のままの粘土だって芸術作品です(笑)。

ディスカッションを楽しんだら、実際の評定に移ります。手札の批評カードを使って各プレイヤーの作品に「金」「銀」「銅」「ゴミ」の評価を付けます。三つ目の問題。評定は秘密投票で行われます。ここで大事なのは「空気を読む」ことです。ディスカッションでさんざん意見を戦わせても、いざとなれば全体のムードに合わせなければいけません。自分だけ違う評価を付けたら、批評家としての審美眼を疑われてしまいます!多数派にまわることを心がけましょう。

ただ多数派に入りたいからと言って、ディスカッションであからさまな談合をすると大変なことになります。誰かが「告発カード」を使って不正を暴こうとしてくるかもしれないからです。告発カードの存在によって、プレイヤーには虚虚実実の思惑、駆け引きが生まれます。

作品に対して多数派の評価を付けたプレイヤーはポイントを獲得し、逆に少数派はポイントを失います。また最も優れた作品を作ったプレイヤーにはボーナスのポイントが与えられます。

ゲーム終了時に最も多くポイントを獲得していたプレイヤーの勝利となります。


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